概要:
JR学研都市線(正式名称はJR片町線(JR東西線開業で片町駅(大阪市都島区)が廃止になっても正式名称はそのままです。1988年3月から『学研都市線』の愛称がつきました。))にあるJR松井山手駅(京都府京田辺市)駅前にあるバス乗り場です。バスエリアは『京阪バス(旧京阪宇治交通路線も含む)』で関空行きリムジンバスが発着します。
JR松井山手駅が開設されたのは1989年3月です。きっかけは、樟葉地区を開発していた京阪電鉄が新たな開発地を求め(樟葉地区で開発出来るところが少なくなって来ていたためですが)、京都府綴喜郡田辺町(現京田辺市)に『京阪東ローズタウン』を開発することになりました。国・関西財界が推進した、京阪奈・関西文化学術研究都市の近くになるのでここで開発が行なわれました。
ここで問題になったのが交通アクセスです。最寄路線はJR片町線ですが、当時は国鉄→JRになったばかりで、片町線は電化・複線化が長尾(大阪府枚方市)までしかされておらず、ここから木津方面へは電車(当時は昼間20分間隔)からディーゼルカー(約1時間に1本ペース)に乗り換えており、木津〜長尾間は完全なローカル線でした。そこへ大規模住宅開発を行なうことになったのですが、長尾駅までバスといっても長尾駅の駅前自体が狭く頻繁にバスを走らせることは不可能な状態でした。
そこで、京阪電鉄などはJR西日本に松井山手駅の開設と木津〜長尾間の電化、松井山手〜長尾間の複線化を要請、松井山手駅設置費用を京阪電鉄が全額出すことで実現することになりました(もちろん行政(特に京都府)のバックアップはあったでしょうが)。京阪電鉄とJR学研都市線は半分くらい平行しており、敵に塩を送る形になりましたが、仕方ありません。とにもかくにもJR松井山手駅が開業し、京橋方面への足が確保されました。
松井山手駅周辺は開駅当時は何もなく(山を切り崩して駅を作りました。)、そのため、いろんな開発をすることが出来ました。バスターミナルもゆったりと設置することが出来ました。京阪バス・京阪宇治交通(2006年に京阪バスに吸収合併)も松井山手駅をターミナルとして利用することになりました。そして、京阪宇治交通は松井山手駅を関空行きリムジンバスのターミナルにすることを計画、開設した宇治・田辺方面からのリムジンバス(関西空港交通と共同運行)をすべてここを経由させて、切符売り場(予約センター併設)兼旅行代理店(京阪宇治交サービス、現在は京阪宇治バスが継承)を開設(リムジンセンター松井山手)しました。
なお旧京阪宇治交通運行のリムジンバスは『京阪バス』が合併後も継承して運行しています。
現在は、パークアンドバスライドシステムも併設し、京都府南部地区のリムジンバスのターミナルになっています。
アクセス:(JR松井山手駅の情報はJR西日本HP/JRおでかけネットHPを参照してください)
改札口(1箇所のみです)を出たあと、左に行くと目の前がバス乗り場ときっぷ売り場があります。
バスは2番乗り場からの発車です。
設備:
バス停(上屋つき)ときっぷ売り場(『リムジンセンター松井山手』)があります。
きっぷ売り場は旅行代理店を兼ねていますので、高速バスのきっぷも買えます。
なお駅ロータリー近くにパーク&バスライド用駐車場があります(詳しくは京阪バスHPのリムジンバスのページを参照して下さい。)。
コンビニは余りありません。スーパーはありますが・・・。
JR松井山手駅駅舎です。さすがに新設駅ですので、今時のニュータウン風の駅舎です。駅建設費用は京阪電鉄が『請願駅(費用は持つから、鉄道会社に作ってもらった駅)』として全額出しました。ライバル鉄道の駅を作ってもらうのも変ですが・・・(京阪はJR湖西線小野駅でも建設費用を出しています。そこでもニュータウン建設をした為ですが。)。
ただ、乗客は順調に伸び、学研都市線内でも結構な乗客数になっています。
改札口です。この規模ですので改札口は1箇所しかありません。昼間はここで各駅停車は折り返します。
駅員さんはいます(但し、子会社に委託です)。
出口案内です。『バス・タクシー』と分かりやすいですが、バスターミナルが分かれていたら迷うところです。
リムジンバスは、もちろん、左に向かいます。
駅前広場です。典型的なニュータウンの駅前です。
この付近に家を買った人も多いんでしょうが、大阪はもちろん、学研都市や京都に向かう人もいます。
バス乗り場2番乗り場です。関空行きリムジンバスはここから発車します。
ここに来るバスは、京阪樟葉駅、近鉄新田辺方面が多いです。あとはニュータウン循環系統があります。
時刻表です。リムジンバスの本数は、実は樟葉や枚方市より多いのです。
樟葉行きが少ないですが、これはニュータウンを回って樟葉駅に行くルートで、1番乗り場からも樟葉行きが出ます。1番乗り場発のほうが所要時間が短く本数が多いので、『樟葉に行くには1番乗り場から』の表示が出ています。
ここでもおなじみになりましたLED式リムジンバス行き先表示器です。ここにも取り付けられていることは、ここがリムジンバスのターミナルであるということが分かります。
何しろ樟葉などには取り付けられていませんから・・・。
こちらが、リムジンバスの案内所『リムジンバス松井山手』です。京阪宇治交通時代、子会社の『京阪宇治交サービス』の営業所として建てられました。現在は京阪バスグループの『京阪宇治バス』の営業所扱いです。
京阪宇治バスは宇治・城陽地区で路線バスを走らせていますが、松井山手駅には入ってきません。
リムジンバスセンターの入口です。見えにくいですが『エース』の下に『リムジンバス松井山手』の表示があります。
さすがに、リムジンバスの案内所だけでは勿体無いので、旅行代理店を兼ねています。ここで、京阪バスの高速バスのきっぷも買えます。
入口前の垂れ幕です。ちゃんと『リムジンバス』とかかれています。リムジンバスは関空行きは予約制で、ここで予約を受け付けています(関空発は自由席(定員)制)。
但し、最終便のときは閉まっているので、乗り場前に臨時のきっぷ売り場が出て、ここで買うことになります。
路線一覧:
『関西空港リムジンバス』
(関西空港交通と共同運行)
一部宇治(宇治車庫始発・京阪宇治駅・JR宇治駅・近鉄大久保駅経由)又は学研都市京田辺(近鉄新田辺駅)始発、
京阪樟葉駅又は枚方市(ラポールひらかた)経由(一部両方経由)
感想:
街開きして10数年経ちました。バブル崩壊もあり、まだまだのどかですが、それでも街としての形が出来てきました。
ここに立派なきっぷ売り場(リムジンセンター)とパーク&バスライドシステムを作ったことは評価できます。昼間もそこそこ本数があります(昼下がりは除く)ので、ここに車を置いておけば楽です(海外旅行は荷物が多いですし・・・)。
あえていうなら、途中樟葉と枚方市の選択停車なので、分かりにくい(これは松井山手利用客にはあまり関係ないですが)くらいです。
あと、昼下がりに1本欲しいですが・・・。
もう一つ要望として、京阪バスが運行している東京(渋谷・新宿)行き夜行高速バス『東京ミッドナイトエクスプレス宇治号』を停めてほしいところです。きっぷ売り場はリムジンセンターが使えますし、現状では学研都市線沿線の駅には、どこにも停まっていないので
利用できない状態なので、停車して欲しいところです。
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