南海和歌山市駅(和歌山バス・南海ウィングバス南部)

概要

 南海電鉄の和歌山市側ターミナル、南海和歌山市駅前にあるバスターミナルです。

 和歌山市内のバスは、南海電鉄グループの『和歌山バス』(1975年に南海電鉄の和歌山地区のバス部門を分離)がメインとなっており、市内中心部に路線網を張り巡らせています。

 

 和歌山の高速バスは『南海ウィングバス南部』(2001年に南海電鉄のバス部門をすべて分離した『南海バス』の子会社(泉南地区担当)、但し『南海ウィングバス南部』分離時点は南海電鉄直営)が運営する新宿・東京駅線『サザンクロス/ドリーム和歌山号』(JRバス関東との共同運行)と、『和歌山バス』が運営する横浜・TDR・千葉(海浜幕張駅)線『サウスウェーブ』(京成バスとの共同運行)の首都圏方面夜行2路線があります。

 

 『サザンクロス』は南海電鉄直営時代(和歌山バスは発足していましたが、当時は和歌山市内に南海電鉄バスの路線が残っていました。)に東京急行電鉄(現東急バス、当時は直営(1991年に分社化))と共同(東急側の愛称は『ミルキーウェイ』)で東京(渋谷マークシティ)〜和歌山間に開設しました。ところか1998年に東急バスが夜行高速バスをすべて(和歌山線・姫路線・出雲線・酒田線)撤退することになり、結局東京側の運行事業者がJRバス関東に変更になりました(同時に行き先が東京駅八重洲口行きに変更)。その後、和歌山側の事業者も子会社の『南海バス→南海ウィングバス南部』になりました。

 

 『サウスウェーブ』は元々和歌山バスが開設した横浜〜和歌山線(神奈川中央交通と共同運行)と、南海電鉄バス(直営時代)が開設したTDR・千葉〜和歌山線(京成電鉄(現京成バス、当時は直営)が、南海電鉄神奈川中央交通の撤退などによって、再編、統合された路線です。

 

 なお、リムジンバスは関西空港・伊丹空港とも南海和歌山市駅からは出ていません。

関空に行くには、南海電鉄で泉佐野まで行き、泉佐野で関西空港行き電車に乗換えて行く事になります

(和歌山市〜関西空港間の運賃は840円です。特急『サザン』の指定席料金は全区間(和歌山市〜難波)+500円です。

なお泉佐野〜関西空港間を特急『ラピート』に乗った場合、同区間の特急料金は+100円です)。

 

 

アクセス

 (南海和歌山市駅の構内図は南海電鉄のHPを参照してください。なおJR西日本も乗り入れていますが、すべて南海電鉄管理です。)

 南海和歌山市駅の改札(1箇所のみです)を出て、正面の階段を降りたら、目の前に乗り場があります。

 

 

路線案内

・『サザンクロス/ドリーム和歌山号』(運行会社:『南海ウィングバス南部(南海バスグループ)』『JRバス関東』の共同運行)

  『南海和歌山市・JR和歌山駅⇔新宿駅(新南口)・東京駅(八重洲南口)』

  ※発券システムは『マルス(JRの列車予約システム)』のみですので、

  電話予約・ネット予約(『高速バスネット』『発車オーライネット』)ともすべて不可です。コンビニ発券も不可です。 

  ・購入できるのは(すべて直接購入になります)、

   ・『マルス』端末のある(端末のあるところは『みどりの窓口』の表示があります)、

    ・全国主要JR駅の『みどりの窓口』(設置駅は大型時刻表やJR各社のHPに書いてあります)

    ・大手旅行会社(南海和歌山市駅2Fに『南海国際旅行』があります(但し土休日休み))

     ※なお南海和歌山市駅にJRの切符売り場の窓口(『みどりの窓口』)はありません。

   ・『南海バス』(南海高速バスセンター(南海なんば高速BT内)・各営業所・堺東案内所)

   ・『和歌山バス』(南海和歌山市駅1Fの和歌山バス高速バス予約センター)

   のみです。

 

・『サウスウェーブ』(運行会社:『和歌山バス』『京成バス』の共同運行)

  『南海和歌山市・JR和歌山駅・泉北泉ヶ丘・南海堺・堺東駅⇔横浜駅(YCAT)・東京テレポート駅・TDR・西船橋駅・海浜幕張駅』

   ※発券システムは『発車オーライネット』ですので、電話予約&『発車オーライネット』でのインターネット予約可能です。

   ・購入できるのは

   ・『和歌山バス』(南海和歌山市駅1Fの和歌山バス高速バス予約センター・各営業所)

   ・『南海バス』(南海高速バスセンター(南海なんば高速BT内))

   ・大手旅行会社(手数料がかかります)

   ・コンビニ

    ・ローソン/ファミリーマート(店内の端末で手続き後、レジで支払い。端末で予約→発券も出来ます。)

    ・サンクス・サークルK(予約後、携帯電話の端末をコンビニレジに持って行き、レジ決済))

 

 

設備

 バス停と切符売り場(和歌山バス高速バス予約センター。2Fから1Fに降りる階段の裏にあります。)があります。

 コンビニは駅前に『デイリーヤマザキ』があります。

 

 

関連HP:

『南海和歌山市駅』乗り場の地図はこちら

『和歌山バス』のHPはこちら

『南海バス(南海ウィングバス南部を含む)』のHPはこちら

 なお、『JR和歌山駅(東口)』乗り場の案内文はこちら


 

 

 

 南海電鉄の和歌山側のターミナル南海和歌山市駅です。一応JRも和歌山駅から乗り入れていますが、これは本来南海⇔紀勢線方面の直通用(1973年までは紀和・紀伊中ノ島経由で旧国鉄和歌山線(橋本・王寺方面)にも直通できました)の路線でした(1985年までは南海難波⇔白浜・新宮間に急行『きのくに』が運転されていました)。ちなみにJR乗り場も含めてすべて南海電鉄の管理です。

 場所的には和歌山市街地の西側にあり、駅の北側に紀ノ川が流れています。

 1箇所だけある改札口です。2Fにあります。かつては7番線までありましたが、1番線は紀勢線直通列車廃止時に廃止、7番線は和歌山港支線ローカル(普通)電車廃止(和歌山市〜和歌山港(徳島行きの船が出ています)間の中間駅も同時に廃駅)時に事実上廃止になってしまいました。

 

 現在は2番線がJR和歌山行き、3〜5番線が本線難波方面(4・5番線は和歌山港発着の特急・急行も発着)、6番線が加太支線用です。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 改札口正面にある階段です。この階段を降りると正面右手にバス乗り場があります。

 駅ビルには『眦膕亜戮入るなど、ターミナルビル機能は備えています。和歌山市街地は駅の東側になり、JR和歌山駅の間にバスが頻発してしています。

 改札前にある南海電鉄系旅行会社『南海国際旅行』です。 JR指定の旅行会社なので『みどりの窓口(マルス端末)』を備えています。JRの指定券や原則『みどりの窓口』でしか買えない新宿駅・東京駅行き『サザンクロス/ドリーム和歌山号』の切符もすんなり買えるのですが、土日は休みです(撮影時は土曜日なのでシャッターが閉まっています)。 

 まあ、1Fにある『和歌山バス高速バス予約センター』でも購入は出来るのですが・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 改札前にある大階段です。階段を上れば電車乗り場、左にバス乗り場、大階段の裏側に『和歌山バス高速バス予約センター』があります。

 JR和歌山駅と並ぶ和歌山の玄関口ですが、JR和歌山駅と比べると、やや華やかさに欠ける様な気がします。

 駅西側にあるバスターミナルです。和歌山のバスは南海系列の和歌山バスなので、ここが起点となる路線が多いです。

 高速バス乗り場はバスターミナルの一番改札寄りにあり(現在バスが停まっているところです)電車からの乗換えからは便利です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 高速バス乗り場です。『高速バスのりば』のポール式看板(これはJR和歌山駅東口乗り場にもありますので、恐らく和歌山バスあたりが立てたと思います)がありますので、気づくと思います。バス停本体は写真の左端のポールです。

 なお、高速バス看板の右側にあるのは観光案内所兼バス乗り場案内所です(切符は売っていません)。

 

 バス停です。『サウスウェーブ』と『サザンクロス/ドリーム和歌山号』兼用です。

 コンビニはスクランブル交差点の向かいにデイリーヤマザキがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『サウスウェーブ』(横浜・千葉行き)です。南海堺東まで南海沿線を拾って行きます。首都圏側も横浜駅・東京テレポート(お台場)・TDRを通って千葉方面に行きます。

 和歌山バスが運営なので予約システムも『発車オーライネット』利用で、和歌山バスの営業所やコンビニでも乗車券買えます。

 こちらは『サザンクロス』です。JR和歌山駅を出発した後は新宿駅新南口まで直行し、東京駅八重洲南口に行きます。 最初は東急バス(スタート時は東急電鉄直営)と南海電鉄(当時)でしたが、東急バスの撤退で、相手側がJRバス関東となってしまい、予約システムが『マルス』になってしまいました。和歌山側も南海バス→南海ウィングバス南部と目まぐるしく変化しました。写真では切れていますが、お問い合わせ先が大阪の『南海高速バスセンター(南海なんば高速バスターミナル内)』になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こちらが和歌山市駅1Fにある通路です。右奥に和歌山バスの営業拠点『和歌山バス高速バス予約センター』があります。

 

 他の店舗がありますので、少し分かりにくいところにあるのですが、一応バス乗り場の裏側に看板の付いた通路がありますので、それを参考にしてください。黄色い看板が目印です。

 『和歌山バス営業センター(高速バス予約センター)』です。

 ここで和歌山発の夜行高速バスの2路線のチケットが買えます。特に『サウスウェーブ』の発券の場合は出来るだけここで引き換えてください。旅行会社では手数料がかかる場合があります。

 しかし『サザンクロス』の場合、ここに『マルス』の端末が置いてあるとは思えないので、恐らく難波の南海高速BCに電話して取り次ぎになると思います。パンフレットも『サウスウェーブ』の分しか置いていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 感想

 2路線とも、親会社に散々振り回された路線です。

 特に『サザンクロス/ドリーム和歌山号』については、いまどき電話&ネット予約不可という、現代のIT時代では考えられない路線です(特に移管が1998年だったので、『発車オーライネット』はスタートした直後でまだ全国的に普及していませんでした)。南海側にとってもわざわざバスを和歌山まで回す必要があるか疑問ですし、JRバス関東にとっても相手が南海ウィングバス南部ですので、『高速バスネット』も入れられないという状態です。

 元はといえば、東急と南海の高速バス政策の失敗から来たのですが(この時期人件費高騰でかなり苦しい状態でしたので、しょうがなかったのですが)、この路線は東急・南海とも自社の夜行バスのパイオニア的路線でした。本来なら、南海は和歌山バスに、東急は他の民間バス会社に移管させたほうが良かったのですが、このままだとニッチもサッチも行きません。最悪の場合、路線維持困難で廃止になる恐れもあります(事実ドリームなんば・堺号が1往復(JR担当便)季節運行化されています)。何とか今後のことを考えなければ行けません。

 

 『サウスウェーブ』については和歌山バスが主導権を取れる路線なので、もっと育てられると思いますし、和歌山バスは和歌山市内唯一の主要路線バス会社ですので、和歌山の顔として育てて欲しいと思います。現状では横浜・TDR&千葉はいいのですが、東京地区がお台場の『東京テレポート駅』のみなのが気になります。東京都心に行くには横浜で乗り換えてしまうか、東京テレポート駅でりんかい線(大崎・新宿方面)かゆりかもめ(新橋・豊洲方面)に乗り換えればいいのですが、いずれにしても不便です。

 JRバスが季節運行ながら品川駅東口駅と新木場駅に乗り入れするそうなので、『サウスウェーブ』もこの2駅に停まるだけでもだいぶマシになります(浜松町BTと東京駅八重洲通りだと遠回りになる)。規制緩和の時代ですし、和歌山バスも対東京のことも考えてみたらどうでしょうか。

 

 あと、バス停に屋根がないのが気になります。上屋はつけて欲しいです。 


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